東京の練馬で初となる、ネイティブアメリカン系物販店のオーナーEddieのブログです。


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新店舗への軌跡シリーズ 第22話 アメリカ買い付け編6






毎度どうも!


珍しく連日の更新です。



ん? と言う事は何か動きがあったかい?  と思ったあなた!


さすが! 勘が鋭い!





まずは、昨日言ってた水回りに貼るタイルが来ました。



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ちょっとターコイズっぽいタイルです。

一つずつマトリックスの様な模様が違うので、貼り上がりが楽しみになる材料ですね。



そして本日めでたく古物商の法人許可が下りました。



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海外でのアンティーク物の仕入には必要無いのですが、国内に一度入って来て売買された物を扱う場合には、この古物商許可が必要になります。


今年の1月頃にやたら忙しく、あっちゃこっちゃ行って書類をかき集め、渡米前に申請していたものが漸くやって来た訳です。

これで仕入れの幅が少し広がるかな?.......  希望的観測。


ただ、古物商にはかなり複雑な取り決めがあるので注意が必要です。

盗難品なんか仕入れたら大変ですからね。





はい、お次は本日のメイン。


早くも看板が出来上がって参りました。


トラスロッド時代にもお世話になった看板制作会社に依頼したのですが、トタン板にホーロー加工を施し、レトロ風にテクチャーを加え、完成まで職人による全て手作業で制作されます。


問題は、トタン板なので、どこかに貼り付けなければなりません。


そこで登場するのがこれです。




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トラスロッドの2号店として1997年、西麻布にオープンし、僅か1年で閉店した幻の店。

ロックイン ココぺリで使っていた看板です。


いや~ 大事にとっといてよかった~


この日を待っていたかのようにバチッとハマりました。



それではご覧ください。  どうぞ!













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まるでオープン50周年を迎えるかのような雰囲気を持っています。


でも飲み屋さんと間違って入りそうな雰囲気もありますね....



と言う事で、後はこの看板に書かれている商品を集めるだけと。


正直今回の買い付け渡米だけでは、まだまだ足りていない状況です。


さあ、明日で2月も終わり。


でもね、焦ってもいい事ありませんからね。


今は店づくりというインフラに集中する事にします。








え~ ここ最近は店の工事状況と買い付けの話のダブルでお届けしておりますが、本日も少し書いていきましょう。




アルバカーキーを出た我々はテキサス州のエルパソに向け出発。


400kmちょっとのロングドライブです。



途中、ほんと何にも無いので、かなり長く感じるドライブ。


休憩を入れて4時間ほどでテキサス州に入ります。



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で、30分ぐらい走るとエルパソの街に到着。


このエルパソはメキシコの国境沿いに位置し、普段は英語よりスペイン語で話す人たちだらけです。



すみません。 写真は殆ど撮って無かったのでお見せできませんが、国道を走る車の台数が多いせいか、はたまた今まで行ったところが素晴らしかったのかは定かではありませんが.....


とにかく空気が悪い。


ある程度標高が高いところばかり通って来たもんだから贅沢になってたかも知れません。



ところで、ここエルパソでの買い付けの目的場所は、比較的安価でラグなどを提供している「エルパソ・サドルブランケット社」です。


ウエスタンブーツの工場が多く集中していることで有名なエルパソですが、このエルパソ・サドルブランケット社も超が付く有名店。


かなり大きな敷地に、これでもかって言うぐらいラグやバスケット、ジュエリーからオーナメントまでがぎっしり陳列しており、毎日世界中に商品をシッピングしています。



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本当は、ここでいっぱい買って、手頃な価格でラグなどを提供したいな~  と思っていたんです。


でも、実はこの時点で問題がありまして.......


キャシュパスポート、クレジットカードが限度を超えてしまっていたのです。 あはは!


現金も計画的に使わなければ、ちょっと不安な状況。


おっと! 考えてみたら残りのサンタフェ、チマヨ、ギャラップでの買い付けを考えると、ここではあまり使えないぞ........


しかもこれからサンタフェへ向かう訳だから時間も考えなければいけないし.....



って事である程度の買い付けを済まし、送料を日本に帰国後に決済することにして、サンタフェへ向け出発。



因みにラグ類は重く、送料がDoor to Doorでは物凄く高く付くので、後日成田引き渡しにしてもらいました。








目的地のサンタフェまで約500km以上。


やはり途中には何も無いので何度か睡魔に襲われます。



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はい、ほんとに何も無いんです。



それでもなんとか暗くなる前にサンタフェ到着。




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冬のサンタフェはとにかく美しい。


Farolitos(ファロリトス)というライトが入った紙袋がたくさん並び、雰囲気抜群です。





本日はこのぐらいにしておきますかね。


次回は、アメリカに来ると必ずと言っていいほど、変な人に会います。


その話をしましょう。




by Eddie
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by eddie1964 | 2013-02-27 22:10

新店舗への軌跡シリーズ 第21話 アメリカ買い付け編5





皆さん今晩は。


本日から大工さんが暫くお休みとなりまして、今日はひとりで細かい作業をしておりました。


仮止めの場所を残し、殆どの壁が仕上がっています。



そして、まだ完成はしていませんが、こんな可愛らしい流し台も.....







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前まで飲食店をやっていたものですから、このあまりにも可愛らしいカウンター流し台に頼り無さを感じると同時に、飲食店を作ってるんじゃ無い事を再確認しました(笑)。


ただ、こうなりゃ徹底的に可愛くしてやれと言う事で、シンク周りはタイル貼りにする予定。


明日そのタイルが入って来ます。



で、本日はそのカウンター部分の色付けをやってました。



あのトラスロッドで使っていた米松(ダグラスファー)の天板です。



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短くはなりましたが、その存在感は健在。



木目を生かすぐらいの色付けを考えていたので、こんな感じになりました。





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仕上げはワックスアップで艶を出し完了。



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使っていくうちに、更に艶が出てくることでしょう。







さて、買い付け編はアルバカーキーの話。



買い付け旅程の半分を終え、アルバカーキーのオールドタウンにやって来ました。



1年半前の夏以来のアルバカーキー。


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大好きな場所です。



夏のプラザは緑が映え、木陰に入れば涼しく、抜群に気持ちいい場所。



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冬は逆に日差しが気持ちよく、ぽかぽかで眠くなりそうなぐらい。



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ここでは5軒ほどのお店で商品を仕入れる事が出来ました。


しかも、そのうちの1軒は東京での取引先からの紹介で、ほんとにいい買い付けが出来ました。


やはり買い付けたものが見たいというお言葉を反映いたしまして...

今回も小出しですが、そのうちの1つだけお見せ致します。




ナバホの巨匠、トミージャクソン作 ハイグレード・ビズビーターコイズ・リング。


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写真が下手で色が出てませんが、実物はもっと濃いビズビーのブルーです。


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このシルバーの厚みも素晴らしい。

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オーバーレイもトミーらしさ全開。

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正に男のひと品って感じのリングです。





しかし....   商品撮りはもっと勉強が必要な様ですな...   がんばります(涙)




次回はエルパソとサンタフェの話です。





by Eddie
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by eddie1964 | 2013-02-26 22:13

新店舗への軌跡シリーズ 第20話 アメリカ買い付け編4






今晩は。




工事が本格的に始まると、なかなかパソコンに向かう時間がとれません。


と言う事は.......



はい、こんな感じになって参りました。












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1枚1枚反りや厚み、そして表情の違う個性派揃いの古材板を壁に貼っていくと、「整然」という言葉より「芸術」とか「アート」といった表現が合う様な気がします。



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徐々にですが、進んでおる訳です。






さてさて、え~アメリカ買い付けの話はどこまで書いたんだっけかな?



そうそう、アリゾナ州のセドナからでしたね。



ホピのところで、風邪と吹雪の為に1日延泊したもんだから、フラッグスタッフを飛び越す事になったんですが、実はこの旅で最もチープな宿がフラッグスタッフだったんです。


計画では、その安宿で1泊した後、この旅で最も豪華な宿に泊まって、そのギャップを楽しみながら、チョイと疲れを癒そうではないかという目論見があったのですが.....


体調が万全で無いままセドナに到着。  まだ微熱があり、眼球を動かすとかなり痛い状態です。



で、その豪華な宿っていうのは、コンドミニアムと言うより別荘タイプでした。


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キッチンはもちろんの事.....


2つのベッドルーム。



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そして、各ベッドルームにはジャグジー付のシャワールームが完備。


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何だかただの観光旅行チックな話題になって来ましたが、セドナっちゅう場所は有名なパワースポット。


具合が悪い私にはもってこいの養生場所だったのです。


こうなりゃこのセドナでしっかり風邪を治し、ついでに癒されてしまえと思いまして.....


だってよく雑誌の特集とかでそんな事書いてあるしね。



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この日はジャグジーで温まり、薬を飲んでグッスリ。



翌日は完治とはいかないものの、だいぶ調子が戻り観光へ.....




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何と言いましょうか...   コントラストが素晴らしい。


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もちろん雑誌の表紙の場所へも...


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ちゃんと買い付けも出来ました。



日本の雑誌にも取り上げられたことのあるお店です。



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見た目はお土産屋さん的な店なんですが、中に入るとあらビックリ!


かなりグレードの高いジュエリーコレクションでした。


ただ、掛率交渉では渋い感じでしたが.....


でも、ひとつだけお見せしましょう。


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ナバホ、ナンバーエイトターコイズ、スタンプワークブレスレット。

アンディー・キャドマン作です。

サンダーバードが効いてます。  個人的に好きですね。 こういうの。




やはり、セドナってパワーもらえる気がします。


みんな来るのも頷けますね。


ただ、人気のお蔭か物価が高い。 



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この後はフェニックスに戻り、アルバカーキーへ飛行機で移動。



次回はアルバカーキーのオールドタウンからです。




by Eddie









 
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by eddie1964 | 2013-02-23 00:31

新店舗への軌跡シリーズ 第19話 アメリカ買い付け編3





はい、どうも!


今日は寒いね~。

ほんと、春まだ遠しといった感じです。


本日は工事で使う古材の板がドドッと入荷。  その数245枚。


寒い中汗だくで搬入。     朝から重労働でした。   


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その他、素焼きのタイルなんかも入荷しまして....

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これで一気に工事が進みます。





日記はと言いますと、前回の続きです。



ヘトヘトになりながらホピの村に着いた訳なんですが、危なかった事がまだありまして....

実はガソリンが殆どカラだったんです。


あのニュルニュル道で相当喰っちゃったんですね。


でも、もしプスプスッとかいって止まっちゃってたらなんて思うと、今でも青ざめます。



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翌日は晴れてくれまして、買い付けを決行。


閉まっている店も多くあったのですが、4軒ほどのジュエリーショップと契約してきました。


印象的には、とにかくどの店も在庫薄。


時期的な事もあるし、都会のショップの方に卸しているアーティストさんも大勢いらっしゃるとは思いますが、シルバーの地金の高騰で創作を辞めてしまった、もしくは辞めざるを得なかったアーティストさんもいるとの事。


売るものが無ければ、ショップもやっていけないという現実。


次回は日本からオーダーをかけ、ピックアップしに行くという方法を採ろうと思いました。


工房で頑張ってるアーティストさんの姿も見る事が出来ましたから。



            ............................




そして、この日で買い付け作業を終え、翌日移動を予定していたんですが、宿に戻ると、どうも身体の調子が悪い。


咳が止まらず、どうやら熱もあるようです。

体温計は持っていませんでしたが、人生の経験値から推測するに、38℃は超えています。


これはまずい。



日本なら何てことない事でも、こちらでは勝手が違います。


これは後で脅かされた事なんですが、リザベーションでの怪我や病気は命に係わるんだとか。


まさか、よりによってホピのリズ内でこんな事になるとは.........



そして翌朝、なんと吹雪に見舞われました。


完全にウィンターストーム ルナが、このセカンドメサにも影響を及ぼしています。



身体の具合が悪いのと、雪道の運転は危険だと判断した私は、早々に移動を断念。


本来の予定ではグランドキャニオンを経由しフラッグスタッフまで行こうと思っていたのですが、当然グランドキャニオンや標高の高いフラッグスタッフも雪です。


フロントにもう1泊を申し出、フラッグスタッフのモーテルにキャンセルの電話を入れました。


しかし、体調の悪化は著しく、雪が昼ぐらいには止んでくれたので、薬を買いに行くことに.....




宿から5マイル程のところにキコツモヴィという集落があり、そこに1軒だけマーケットがあります。


フラフラになりながら薬を買いに行ったんですけど、なんせこちらで売っている薬なんて飲んだ事無いし、どれを選んでいいかも分かりません。



ひとつだけそれらしいのがあったので、念のために聞いてみると......


「ちょっと熱があるみたいなんだけど、この薬でいいのか?」



「大体みんなそれ飲んでるよ! 2錠ぐらい飲んで早く寝な!」



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「うん、そうするよ...  あんがと!」





自分でも半信半疑だったのですが、もうこの入れ歯の洗浄剤みたいな薬に頼るしか無く.....



コップに水を入れ、2錠ポンと入れるとシュワーっと溶けていき、炭酸飲料のようになります。


それを一気に飲み干しベッドへ潜り込みました。




すると、発汗を促してくれる薬らしく、翌朝には少し楽になっていました。


峠は越したなとは思いましたが....      またいつぶり返すかという状態です。



しかし、もう1泊なんて出来る筈も無く出発。

天候は激寒でしたが晴れ。

目的地はセドナです。



ただ、せっかくなのでグランドキャニオンに少しだけ寄ることにしました。



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いや~ 寒かった!

でも美しかったね!


ほんと素晴らしい景観です。




あ、そうそう、ホピの土地では写真はご法度なのであしからず.....



なんだかホピの土地で、こんだけ苦労したもんだから、買い付けたジュエリーを一部だけお見せしちゃおっかな!



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見事なオーバーレイのホピジュエリー。


よく分かんないって?



オープンしたら見に来てね!





次回はセドナからです。





by Eddie
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by eddie1964 | 2013-02-16 19:09

新店舗への軌跡シリーズ 第18話 アメリカ買い付け編2





皆さんこんにちは。


帰国後、既に工事も再開し、週末には壁に貼り付ける古材の板がどっさり入荷予定。

いよいよ内装工事も佳境を迎えた感じです。



さて、アメリカへの買い付けエピソードの第2話は、「アリゾナの洗礼」と題して書いていこうと思います。


まず、フェニックスからユタ州のモニュメントバレーへのロングドライブ。


500kmちょっとあるでしょうか?


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まだこの頃は余裕もあり、「やっぱ流石にベンツだよな~」なーんて車の調子の事や、周りの景色の変化なんかを楽しんだりして、よくいるボケボケ日本人観光客をやっておりました。


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それもしょうがない事。

なんつったってアメリカ大陸の解放感つったらとんでもありません。

経験した方ならお分かり頂けると思いますが...


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道も視野も広いし、日本では大変な距離だって苦になりません。



要するに移動にかかる時間もよめる訳で、そういった意味でも予定どおりに物事が進み、視野も広がるという事です。


まあ、この時点ではそう思い込んでいたと言ってもいいかもしれませんが....




巨大サボテンが群生していたり、途中フラッグスタッフ辺りには雪の残っているところもあったり、アリゾナ特有の赤茶の岩肌が出て来たりと、様々な風景の変化に飽きる事もないし、ラジオから流れる音楽がまたたまらなくマッチしていて、気分を盛り上げてくれます。



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出発して3時間ほど経った頃、休憩でトレーディングポストに立ち寄りました。


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キャメロンという周りには何も無い場所で1916年から営業しているトレーディングポストです。

トレーディングポストとは、簡単に言うとインディアンの質屋さんみたいなもので、手先の器用なインディアンが作品を持ち寄り、物資やお金とトレードするところです。


現在はお土産屋さんですが、ガソリンスタンドやモーテルなどを完備していて、ギャラリーにはオープン当初の時代のナバホラグなんかを見る事もできます。


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1920年代のセカンドフェイスチーフやその後に織られたサードフェイスチーフと呼ばれるナバホのラグを堪能しました。


因みにお値段は数百万円から数千万円するものです。


これは余談になりますが、サザビーズオークションで競売に掛けられたファーストフェイス(1830年代のラグ)は億単位で落札されたそうです。


恐ろしい金額です。



でもまあ、ただの織物としての金額というより、歴史的、文化的な価値を見い出す人たちには、何故か感謝の念を抱いてしまいます。



しかもこの周りには何も無いキャメロンという場所で歴史の断片を感じる事が出来るのも、ある意味アメリカの奥深さだと思います。



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お店の裏はこんな感じです。

何も無い訳じゃないけど、岩しか無い.....





そしてまたまたしばらく走り、カエンタという町に到着。


モニュメントバレーに行くには必ずこの町を通ります。


ナバホの小さい町です。 この日はここで1泊。



まだ明るかったのですが、モニュメントバレーまでの往復を考えると帰りは暗くなりそうだったので、無理せず翌日にモニュメントバレーへ行く事にしました。


この旅でやりたくない事のひとつ。

それは夜道のドライブ。

アメリカの田舎は街灯など全く無いので、夜は恐ろしく暗いんです。

その代わり満月の夜は影が出来るぐらい明るいんですが...

この日は曇っていたので、間違い無く真っ暗。


でも、この選択ぐらいからでしょうか?


少しずつ思惑とは別の結果が出始めたのは。







翌朝カーテンを開けると、かなり本降りの雨。


ありゃりゃ、雨かよ....

インターネットやテレビの天気予報はあまり充てにして無かったのですが、どうやらウィンターストームの影響が出始めたらしい事が感じられました。


ウィンターストーム。


冬の嵐。  そう、アメリカの東側では大変な被害を及ぼしているとのテレビ情報が連日報道されていました。



その名もウィンターストーム ルナ。(ここ最近はニモというのが大暴れしている)


名前は可愛らしいのですが、とんでもなく広範囲に影響を与える巨大な低気圧であります。


アメリカは広い。 でも低気圧もデカい。 そう言う事です。


とりあえずチェックアウトを済ませ、モニュメントバレーに向け出発。




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ユタ州に入ると、普通ならその巨大なモニュメントがあちらこちらに見える筈なのですが.....


何も見えません。



モニュメントバレーに到着するも御覧のとおりです。



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こんな事もあるさと、この時はナバホにとっての恵みの雨と思い、買い付けに集中。



モニュメントバレーを後にしました。





お次に向かう先はホピの村。


ナバホの巨大リザベーションの中にポツンとあるホピ族のリザベーション。


古代から三つのメサ(テーブル状の高台)に住んでいるホピ族の村に泊まれる施設は二つだけ。


セカンドメサにあるホピカルチュアルセンターが目的地であります。


距離的には大した事はありません。  150km~200km程です。



この頃には車のナビの使い方にも慣れてきて、ホピのセカンドメサに設定し、ショーテストタイムを選択。


後はナビの指示通り行けばよし!



な~んて思ってたんです。


はい、普通の事ですから、普通にそう思いますよね。



でも、ひとつだけこの場所では通用しない大きな常識違いがあったんです。


それがアリゾナの雨でした。




ナビの指示するまま車を走らせていると、「次のBIAの道を左に」と指示が出ます。


BIAとは(Bureau of Indian Affairs )インディアン管理局が管理している道です。


最初は舗装されていましたが、途中からゴツゴツの馬車道みたいになりました。



お~ なんかワイルドになってきたじゃん!


実はここまでは想定済みだったんです。


だから4WDにした訳ですから。



ところが、雨というひとつの要素が加わるだけで、想定内はもろくも想定外に変化しました。




この地域の土は雨が降ると粘土状態になります。



そうです。 普通のタイヤでは入ってはいけない道だったのです。



マッドデューラーのようなゴッツいタイヤでなければ.........


ただのツルツルタイヤが4輪空回り状態です。



こりゃヤバいぞ!



ゆっくりゆっくり進んで行きます。



ハンドルも利きません。



しばらくして舗装された道に出た時にはすでに疲労困憊です。



ところが、ナビは無情にもまたまたBIAを選択します。



こりゃまずいよ。



なんとか道を変更しなければ命にかかわるぞ、こりゃあ。



なんつったって誰も通らない道ですから。






と思った瞬間。





スタック............





ギュルギュルと音を立て、どんどん深みにハマって行きます。





ヤバいぞヤバいぞ!




ドロドロの外に出て押したりしましたが、このデカいベンツはビクともしません。




舗装道に歩いて行き、誰かが通るのを待っていましたがなかなか来ません。




すると、1台のピックアップトラックが走って来ました。




冷たい雨に濡れながら両手で手を振ります。




しかし......   ノンストップ。






辺りを見回します。




何かタイヤの下に敷ける板みたいなものを探してみましたがありません。




しょうが無く丸太みたいなものがあったので、それを敷いてみましたが、タイヤが噛む事は無く......





時間だけが過ぎていきます。




そして強烈に寒い。



濡れた服が体温を奪い、振えが止まりません。







その時でした。





1台のトラックが止まってくれました。





「どうしたんだ?」




ナバホが不思議そうに見ています。





「車がスタックしちゃったんです。」





「ロープありませんか?」





「しょうがね~な~」





その彼も泥だらけになり.....




「よしここに引っ掛けるぞ!」






ウィーーーーーーーーン!     ギュルギュルギュル!





脱出成功!!!





「ふ~  ありがとう!」




「お前らどこに向かってるんだ?」



「ホピのリズです」



「こんなタイヤじゃここら辺は走れんよ。 戻ってハイウェイで行きなさい。」






私は彼に助けてもらったお礼をし、言う事を聞くふりをして、その場を後にしました。





ピニョンという小さな集落に着き、もう1度セカンドメサへの行き方を考える事に....




ところが、この先もニュルニュル道を通らなければセカンドメサへは行けない事が判明。





もう戻れない.........




行くしかないんです。   前に進むしか選択肢が無いんですよ。





しかも、そのニュルニュル道は19マイル。



31km以上あります。




時速10kmで3時間以上掛かります。




しかもまたスタックしたら、今度は誰も助けてくれないかも知れません。





でも、今出ないと恐怖の真っ暗ニュルニュル道なんて自殺行為。






「よし! 行こう!」









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運転はこの旅の相方、GEN SHIMBA。



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正直ナメてました。



かなり反省しております。




そしてギリギリ暗くなる前にホピカルチュアルセンターに到着。







アリゾナの洗礼。



それは、自然の厳しさと人の優しさでした。





by Eddie
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by eddie1964 | 2013-02-14 16:32

新店舗への軌跡シリーズ 第17話 アメリカ買い付け編1




はい、皆さんご無沙汰しておりました。


アメリカへの買い付けから無事帰還いたしました。



体調を崩したり、トラブルがあったりと、ま、いろいろ盛り沢山な買い付け旅行ではありましたが...

結果から言いますと、まあ成功と言っていいんじゃないかと思います。


ただ、考えていた予算を大幅にオーバーいたしまして、現金、キャッシュパスポート、クレジットカードがほとんどエンプティー。


その為、途中使うはずじゃ無かったカードを使用したら、海外で不正使用されたと勘違いしたカード会社が、カード使用を止めてしまい、国際電話で確認作業をするなど、初買い付けならではの問題点もありました。


今後もこんなことは多々あるんだろうな~とは思いますが、その都度楽しんじゃうつもりです。




え~、前振りはこんぐらいにしまして....


やっぱどんなとこ行って、どんなことがあって、どんなものを買い付けて来たか知りたいでしょ?


ん~ そうね~  じゃあ商品以外の事柄についてだったら教えられるかな....


やっぱり商品に関しては楽しみにしていて欲しいし、先ほども書いたけど全てがエンプティーになるという事は、自分が思っていたものよりクォリティーが高いものを仕入れた結果でもあるんですよ。


だからお店がオープンしたら皆さんの目で実際見て欲しいんです。



はい、という事で商品以外のエピソードを順を追って書いていきたいと思います。



1/23、成田からテキサス州のダラス、フォートワース国際空港を経由しましてアリゾナ州フェニックス、サンポート国際航空に降り立ちました。


空港でレンタカーを借り、ホテルに向かう訳なんですが、ここはアリゾナ州。

行く先々でどんな悪路が待ち構えているか分かったもんじゃないので、とりあえず4WDを借りました。


とは言っても所詮レンタカー。  借りられるものは限られております。


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借りたのはオレゴンナンバーのベンツ。

7人乗りの大き目サイズです。 もちろんナビ付。


ま、大は小を兼ねると言いましょうか、長距離を移動するならゆったりしてた方がいい訳ですね。



泊まるホテルがある場所はフェニックスのお隣、スコッツデールという町。


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ここは西部劇に出てきそうな街並みを再現している観光地。

もちろんインディアンジュエリー屋さんやウエスタンショップも多く立ち並んでいます。


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フェニックス周辺は真冬でも比較的温暖な気候で、この日も24℃まで上がりました。

近くに海は無いんだけど、何となく南国のイメージ。


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日本ではパームツリーは海のイメージでサボテンは砂漠や荒野のイメージなんですが、ここでは見事にその両方がコラボしています。


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また、芸術の街としても有名で、あちらこちらにオブジェが点在しています。


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ただ、フェニックス周辺での買い付けの目的はジュエリーなどでは無くアンティークグッズ。


翌日、あいにくの雨の中、周辺のアンティークショップを巡ってみました。



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何を買い付けるという具体的なものでは無く、何かあったら仕入れるという漠然とした難しいもの。

ましてや1軒1軒が物凄く広いので、かなりの集中力と体力を使います。


朝から丸1日アンティークものばかり見ていると、本当に疲れるんですよ。


でもこの日、ピン!と来たものが一点ありまして.....購入。


初買い付けの記念すべき1品目は.....


さあ果たしてなんだと思いますか?


これもお楽しみに~



夕方には雨も止み、虹が出ていました。



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エピソード2ではこの旅最大の危機の話をしましょう。


それではこの辺で。



by Eddie
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by eddie1964 | 2013-02-11 15:41